何回忌までという原則はありません。一周忌から始まって、三・七・十三・十七・二十五・三十三・五十回忌があります(地域によって二十三回忌もあり)。以後は、五十年ごととなり百回忌、百五十回忌・・・と続きます。しばしば、「親戚が十三回忌までと言っていました・・・」等といわゆる「切り上げ」の有無についてお尋ねがあります。しかし、「切り上げ」は少なくとも当寺を始め、浄土真宗本願寺派にはありません。何故なら、「切り上げ」は必然的にお経に親しみ、仏様の教えに親しむ機会を少なくするからです。手を合わせつつ、法話を聞いて御本尊のお心に触れる御縁は多いほど良いのです。そのような意味から、「切り上げ」は適切ではないのです。
2019年4月17日